月花凪(TukikaNagi)

冷蔵庫の中を見て献立を立てる主婦の思考

お月見団子の積み方 /十五夜と十三夜の違い

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十五夜と十三夜

十五夜や、十三夜ってそもそもなんのこと?

15日でも13日でもないのに十五夜や十三夜と言っていて不思議に思ったことはありませんか?

現在使っている暦である太陽暦は、地球が太陽を回る1周期を1年としていますが、太陽暦は明治時代から使われ始めたものです。江戸時代まで使っていた暦である太陰暦(旧暦)は、月の満ち欠けを基準に1ヶ月を決めていました

月の満ち欠けのことを人のように年齢で表したものを月齢と言います。月の満ち欠けの周期は平均約29.5日であり、その半分の約14.8日ぐらいが満月の月齢です。月の満ち欠けは、毎月一定ではないので29.3日〜29.8日ぐらいの幅があります

十五夜太陰暦15日目の夕方に出る月のことですが、太陰暦15日は月齢14.0日を含む日であって月齢15.0日を含む日ではありません
ここが月のややこしいところですねぇ、、、
そして、十三夜は太陰暦13日の夕方に昇る月のことです

毎月月齢が変わるので定期的に月例カレンダーをチェックすると面白いですよ〜

旧暦では毎月15日が十五夜ですが、最近では、月見行事の中秋の名月のことを指して十五夜と呼ぶことが多いようです。同じように十三夜も月見行事のことを指して使われています

中秋と名月

中秋の名月と何気なく使っていると思いますが、中秋と名月の意味を理解している人はあまり多くないと思います。名月は、名○○という形で、名門校や名監督など他にも使われているので想像できますが、中秋は分かりづらいですね

先程書いた太陰暦では、7,8,9月が秋にあたるとされ、中秋はその真ん中の8月のことを指します

秋の真ん中である中秋(旧暦8月)に見える月は、空気が澄んでいて特に美しく見えることから、太陰暦8月15日に見える満月のことを中秋の名月と呼び、お月見をするようになりました

十五夜の日に芋類の収穫祝いをやったことから、十五夜芋名月とも呼ばれているみたいです。
十三夜も十五夜のような別名があり、栗の採れる頃なので栗名月とも呼ばれているようです。

十三夜

十五夜太陰暦8月15日にあたる日の月のことですが、十三夜はいつなのか

十三夜は十五夜に次いで美しいとされている月のことで、十五夜から約1ヶ月先の太陰暦9月13日に見ることができます。今年(2020年)は10月29日が太陰暦の9月13日にあたる日なので、9月でも13日でもない10月29日の月が十三夜になります

お月見団子

十五夜と十三夜では積み方が違う?

お月見といえば団子!三方に積まれた団子が目に浮かびますね

多くの人が想像するのは、3段に積まれたものではないでしょうか。3段に積むのは十五夜で、十三夜は2段に積みます。これは十五夜は15個の団子を使いますが十三夜では13個の団子を使うからです。

積んでいくっ!

十五夜の日も団子を食べましたが、積まないどころか月を見ずに食べてしまったので、十三夜こそ積んで月を見てから食べようと思います

三方が家になかったので代わりのものを使いました。

まずは、一段目に9個並べます。ウミガメの卵のような真ん丸だと死者の枕元に供える枕だんごに通じてしまい、縁起が悪いので少し潰すと良いそうです

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次に二段目に残りの4個置いたら完成です

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十五夜の三段に積まれた団子を見慣れているので二段だと不思議な感じがしますね〜

前述したように十三夜は、栗名月と呼ばれているので栗きんとんも一緒に置いてみました

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栗きんとんと聞くと、お正月に食べる栗きんとんを想像しますが、同じ名前で違う和菓子があります。最近栗きんとんにハマりまして、、毎週栗きんとんを食べています。美味しい!!

お月見楽しみましょ〜

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月齢のことは国立天文台のホームページがわかりやすいのでおすすめです。

写真は全て自分で撮りました。月の写真は望遠鏡にカメラを付けて撮影しました

 

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