自己肯定感は低くてもいい
自己肯定感は低くてもいい
私は自己肯定感が低いとよく言われる
自分ではあまりそう思わないが、性格診断などのテストをすると自己肯定感が低いという結果が出る。
何度かそういったテストの結果が原因でカウンセリングを受けたことがあるが、全く改善しなかった。ここで改善と言ったのは、一般的に自己肯定感が低いことは直すべきこととして扱われているからであるが、自己肯定感が低いことは何が問題なのだろうか。
自己肯定感は、ありのままの自分を肯定すること、根拠なく自分を肯定することだとされており、自己肯定感が高いことで前向きな気持ちになったり、自分の軸を持てるようになるとされている。
自分の軸を持つことで他人の軸で生きるのではなく、自分が主体的に決め、人生を豊かにできる。
また、自分自身を認めることで、自分の判断に自信を持って価値観をしっかり確立することが可能であるとされていることから自己肯定感を高めることは善いことだと扱われている。
自己肯定感が高いことで起きる利点として挙げられたことは本当に自己肯定感が理由なのかその検証が不十分だと思う。
自己肯定感が低いからといって即時的に自分の軸がないとは言いきれないし、自己肯定感が低ければ低いなりに価値観を確立する。
自信を持って価値観を確立する必要はない
自分の価値観に対して疑問を感じ、思考し続けていけばいいし、そうすべきだと思っている
自己肯定感が低いことを問題とし、上げなければいけないとする社会・学校教育こそ自己肯定感が低い人を否定し、悩ませている。
自己肯定感が低い人に低いままでいいと言うことこそが自己肯定感を上げる事に繋がると思う。
自己肯定感が低いことは何も問題ないけど、こんなことを言っても社会全体の価値観は変わりそうにないので、自己肯定感が低いことを悩み、上げないといけないと言われている人に向けて
屁理屈のように聞こえるかもしれないが、自己肯定感が低いことを問題視された時にこう言ってやればいい。
自己肯定感が低いということを悪い事だと思わず、肯定しているのだから自己肯定感は高いですと
自己肯定感が高い状態がありのままの自分を受け入れることなら、低いままで良いとしてしまえばいい
根拠なしに自分を肯定することは難しいが、低いということが分かっているならそれを逆手にとるといいかもしれない
誰か他人に、他者と比べられない部分で評価されると嬉しい
他者と比べられない部分というところが重要ではある
かといって自己肯定感が上がるわけでもない、たぶん自己肯定感が上がらない人はずっと上がらないんだと思う